アホが本を読んでみた-荻原規子 空色勾玉ー

かしやまあずきです。

私は、アホの子なのですが読書が好きです。アホでも読書楽しめるよという事を伝えたく書いております。

 

元々、荻原紀子さんのRDG(レッドデータガール)が高校生の頃死ぬほど好きで全部文庫を購入して何度も何度も見返しては深行君に思いを馳せたか…そのつながりで空色勾玉もおすすめと言われたので数年越しにお勧めを見てみようと図書館へ…

 

空色勾玉 荻原規子

 

恋愛     ★★★    ある青年との関係が素敵

読みやすさ     ★★★    漢字がふってある、児童文庫の場所から手に取ったので

知識的    ★★★★   和歌や浅葱色などちょっと難しい単語あり

萌え     ★      キュンはちょこっとあり

 

 

古代の日本を舞台とした空色勾玉ですが、しっかり漢字に読みがふってあるので(徳間書店)、結構こういう名前の人なんだな。とか、こういう場所があるんだなとさらっと流して読めます。不死の人々が出てきたりと設定はもちろん荻原さんの丁寧な文体で書かれる神話な描写にゆっくりと物語に引き込まれていきました。

 

この本は、個人的には緩やかな少女漫画のジャンルだと断定したいです。(漫画じゃないけれど)男子にも負けない強い女の子が、しかし心の内には繊細な気持ちを抱えている。15になると男子と心を通わせる祭りがあり、みんな恋する人がいるのに自分はいない。自分も恋焦がれるような思いをしたい。といったところから、偶然出会った月城王(つきしろのおおきみ)という不死のイケメンに「わたしのもとへこい」と言われるなど、少女漫画じゃん!と大声で言いたくなるような内容です。しかし、この月城王(つきしろのおおきみ)は個人的に萌えの対象ではないです。その後に出てくる稚羽矢というゆるふわ青年との関係がとても好きでした。壁ドンなどのシチュエーション萌えのような不意に来るキュンはないけれど、じわじわと近づいていくような恋?いや愛!を見たいと思ったら是非手に取って欲しいと思いました。

 

空色勾玉 (徳間文庫)

空色勾玉 (徳間文庫)

 

 

 

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