psychopass槙島以上の悪役がいない理由

ネタばれあります。

タイトルの通り考察してみました。

 

psychopass1期 新編集版 槙島より

人は愛するものを否認して初めて、再びそれを作り出す事が出来る。

 

psychopass3期を見ていた私達は、槙島ほどの悪役を失って少々の物足りなさを感じているのだろうと思います。2期以降、悪が散らばってしまい複雑化していた事もあり、やっぱり1期が至高という考えに至ってしまうのは仕方のない事だと思いつつ、それはあえてそのような作りになっているのだなあ…と最近気が付きました。つまり、psychopassのファンがそれを求めているので、あえてそうした作りになっている。という事です。

槙島曰く、人は愛するものを否認して初めて、再びそれを作り出す事が出来る。と語っています。1期の最後で狡噛に「なぁ、どうなんだ、狡噛。君はこのあと、僕の代わりを見つけられるのか?」「いいや、もう二度とごめんだね」という会話があり、そこで2人の物語は完結しました。狡噛が日本に帰って来てしまった事もあいまってここ日本で、再び槙島と同等レベルの敵が出てきてしまうと槙島はある意味で2度死んだ事になるのではないでしょうか。1度目は、肉体が死に、2度目は主に狡噛の心の内からも死んでしまった事になる。(こんな感じで書くと、ラブストーリーみたいだな)同等レベルの敵の出現=槙島の否認になってしまうのです。

またメタ的に考えても、槙島以上の敵が出現してしまうと槙島というキャラが薄くなってしまうという事やファンも槙島以上の敵を認めるには、槙島を否認する事に他ならないので物足りなさを感じつつも実は心の中では槙島以上の敵は求めていないのではという所までが、私の今日の考察でした。

 

卒論が迫っているので、ここまでにします。

 

#かしやまあずき#psychopass#槙島#狡噛